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ChE:コリンエステラーゼ

●肝障害、腎障害を疑う

コリンエステラーゼは、肝臓で合成される酵素です。肝臓は糖、脂質、たんぱく質など、生きていく上で重要な物質をつくる臓器です。コリンエステラーゼは肝臓でつくられた後は、腎臓でろ過され血液中に放出されるので、その増減により腎障害または肝障害がわかります。
肝炎や肝硬変などで肝機能に障害が起きると、物質をつくる能力が損なわれます。肝臓でできる物質を測れば、肝臓の働きを調べられます。こうした検査項目の一つがコリンエステラーゼ(ChE)です。
検査の方法にはいくつかあり、(アセチルコリン基質法、ブチルチオコリン基質法、p−ヒドロキシベンゾイルコリン基質法 など)測定法によって、かなり基準値の差異があるので注意が必要です。
検査結果は検査基準値と比較して判断しますが、基準値が実施機関で異なるので、検査を受けた施設の基準値で判断してください。


●ChE:コリンエステラーゼ検査で何がわかるの? ChE:コリンエステラーゼ 検査値 DTNB基質法 重度・中等度 〜70IU/I 軽度70〜100IU/I 基準値100〜250IU/I 軽度250〜460IU/I 中等度・重度460IU/I〜

肝機能の低下に敏感に反応して低下します。
また、肝臓で合成されているのに、腎臓から排出されていない場合には高くなります。

ChEは肝臓でつくられる酵素です。血清ChE活性が高くなるのは肝細胞での産生の亢進(こうしん)を示し、脂肪肝、糖尿病、ネフローゼ症候群などで見られます。
一方、ChE活性が低くなるのは、肝臓でChEをつくる能力が低下している場合で、肝硬変などの重症な肝臓病や、栄養障害で起こります。基準値は検査する医療機関によって採用している単位が異なりばらつきがあります。検査結果が下回った場合は、気をつけましょう。


●ChE:コリンエステラーゼ検査で疑われる疾患

【高値】ネフローゼ症候群、脂肪肝、甲状腺機能亢進症、
糖尿病
【低値】低栄養、劇症肝炎、肝硬変、有機リン系農薬中毒、
悪性腫瘍、肝がん




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